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布地
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ぬのじ
ふりがな文庫
“
布地
(
ぬのじ
)” の例文
首
(
くび
)
つり
台
(
だい
)
にのぼったどろぼうのようにな。おまえは指を長くして、ひとの
布地
(
ぬのじ
)
をはさみとったではないか。おまえは、
天国
(
てんごく
)
にはいれはしない。
天国へいった仕立屋さん
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
花聟の衣裳は磨り切れて艶々しい色も
褪
(
あ
)
せ、荒野の悪い野良犬や尖った
茨
(
いばら
)
にその柔らかな
布地
(
ぬのじ
)
は引き裂かれてしまった。
世界怪談名作集:14 ラザルス
(新字新仮名)
/
レオニード・ニコラーエヴィチ・アンドレーエフ
(著)
さながらおせんが
持
(
も
)
ってきた、
貝細工
(
かいざいく
)
のように、
銀
(
ぎん
)
のかんざしのように、
紅
(
あか
)
い
絹
(
きぬ
)
を
拡
(
ひろ
)
げたように、
淡紅色
(
うすべにいろ
)
の
布地
(
ぬのじ
)
を
見
(
み
)
るように、それらのものをみんな
大空
(
おおぞら
)
に
向
(
む
)
かって
投
(
な
)
げ
撒
(
ま
)
いたように……。
北の不思議な話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
バラバラと飛んでゆく弾丸は、黒いモーニングの上にたちまち白い
弾丸跡
(
たまあと
)
を
止
(
と
)
め
度
(
ど
)
もなく
綴
(
つづ
)
ってゆくのでした。とうとう洋服の
布地
(
ぬのじ
)
の一部がボロボロになって、
銃火
(
じゅうか
)
に吹きとばされました。
崩れる鬼影
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
織りかけてある男物の
布地
(
ぬのじ
)
が、
機
(
はた
)
にかけられてあった。
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“布地”の意味
《名詞》
衣服の生地としての織物。また、その織り具合や質。
(出典:Wiktionary)
布
常用漢字
小5
部首:⼱
5画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“布”で始まる語句
布
布団
布令
布子
布片
布施
布巾
布衣
布袋
布哇