“布地”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
きれじ55.6%
ぬのじ16.7%
きれぢ11.1%
きじ5.6%
きぢ5.6%
きれ5.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“布地”を含む作品のジャンル比率
言語 > 日本語 > 文章 文体 作文25.0%
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語4.8%
文学 > 文学 > 叢書 全集 選集4.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
中野学士のお尻の処の布地きれじが、又野の指の間で破れて、片足が足首の処まで火の海の中へ落ち込んだのであった。
オンチ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
布地きれじは、全部で三円五十銭しかしないのよ。仕立代は、相原さんの方の、つけにしておいてもらったの。」
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
とうとう洋服の布地ぬのじの一部がボロボロになって、銃火じゅうかに吹きとばされました。
崩れる鬼影 (新字新仮名) / 海野十三(著)
織りかけてある男物の布地ぬのじが、はたにかけられてあった。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
またわたくしの嫉妬の布地きれぢで、永遠とこしへならぬ聖母さま、おんみの為に、外套まんとおを裁つでござりませう。
⦅これはくだらない布地きれぢですよ! こんな品でフロックなど拵らへる者はありませんよ……。
頭こそまで禿げて居りませんが、五十五六年配で、山羊やぎ髭で、一番贅沢ぜいたく布地きじを一番無恰好に裁ったといったような、ダブダブの背広に、風呂敷ほどある大きなネクタイ、マドロスパイプを脂下やにさがりにくわえて居ります。
古銭の謎 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
ついでに布地きぢのサムプルも一緒に封入しておきましたからお心のまゝにお選びになつて下さい。
〔婦人手紙範例文〕 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
表装の布地きれはチョット見たところ織物のようであるが、眼を近づけて見るとそれは見えるか見えぬ位の細かい彩糸いろいとや金銀の糸で、極く薄い絹地の目を拾いつつ、一寸大の唐獅子の群れを一匹ごとに色を変えて隙間すきまなく刺した物で、貴いものである事がシミジミとわかって来る。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)