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己
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うら
ふりがな文庫
“
己
(
うら
)” の例文
便
(
たよ
)
りねえ身の上は
己
(
うら
)
ばかしでねえ、
一人法師
(
ひとりぼつち
)
が二人寄りや、もう一人法師でねえちふもんだ、といふやうな気にもなる。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
「だつて、その
位
(
くれゐ
)
は
当
(
あた
)
り
前
(
めへ
)
だア。お前さアばか、勝手な真似して、
己
(
うら
)
ら
尤
(
とが
)
められる
積
(
せき
)
はねえだ」
重右衛門の最後
(新字旧仮名)
/
田山花袋
(著)
お
前様
(
まえさま
)
ア丹波屋で
飯
(
まんま
)
アたべて居たが、雨たんと降らねえうち段々人が出て来たが、まだ沢山客が
無
(
な
)
えうち
己
(
うら
)
と此の
鹿
(
か
)
の
八
(
はち
)
と
斯
(
こ
)
う
斜
(
はす
)
けえに並んで飯たべて居ると、お前様ア斯う並んで酒え呑んで
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
己
(
うら
)
のような百姓に
傍
(
そべ
)
へ参って
緩
(
ゆっく
)
りてえ挨拶して行くたアえらいねえと噂アして、お
前
(
めえ
)
さま帰って仕舞った
後
(
あと
)
で見ると置いた
包
(
つゝみ
)
が
無
(
ね
)
えから後を
追掛
(
おっか
)
けてお
前
(
まえ
)
さまア尋ねたが、
混雑中
(
こむなか
)
だから知れましねえ
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「何も
心配
(
しんぺえ
)
しるでねえ。
己
(
うら
)
が
汝
(
にし
)
の分まで稼いでやるだから。」
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
“己”の意味
《名詞》
おのれ。自分。
つちのと。十干の6番目。
(出典:Wiktionary)
“己”の解説
己(き、つちのと)は、十干の6番目である。
陰陽五行説では土性の陰に割り当てられており、ここから日本では「つちのと」(土の弟)ともいう。
(出典:Wikipedia)
己
常用漢字
小6
部首:⼰
3画
“己”を含む語句
自己
知己
己等
己惚
己達
利己主義
大己貴命
己酉
己丑
己卯
一己
妲己
己巳
己斐
克己心
己亥
塙保己
利己主義者
利己主義男
己未
...