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巫女
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くちよせ
ふりがな文庫
“
巫女
(
くちよせ
)” の例文
さうして
座敷
(
ざしき
)
の
隅
(
すみ
)
に
居
(
ゐ
)
た
瞽女
(
ごぜ
)
が
代
(
かは
)
つて
三味線
(
さみせん
)
の
袋
(
ふくろ
)
をすつと
扱
(
こ
)
きおろした
時
(
とき
)
巫女
(
くちよせ
)
は
荷物
(
にもつ
)
の
箱
(
はこ
)
を
脊負
(
しよ
)
つて
自分
(
じぶん
)
の
泊
(
とま
)
つた
宿
(
やど
)
へ
歸
(
かへ
)
つて
行
(
い
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
巫女
(
くちよせ
)
の
唱
(
とな
)
へたことだけでは
惡戯
(
いたづら
)
な
若
(
わか
)
い
衆
(
しゆ
)
の
意志
(
こゝろ
)
も
知
(
し
)
らない
二人
(
ふたり
)
には
自分等
(
じぶんら
)
がいはれて
居
(
ゐ
)
ることゝは
心
(
こゝろ
)
づく
筈
(
はず
)
がなかつたのである。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
「
俺
(
お
)
れがよ
心
(
こゝろ
)
はこうなれど、
怒
(
おこ
)
るまえぞえ
見棄
(
みす
)
てまえ、
互
(
たがひ
)
に
顏
(
かほ
)
も
合
(
あは
)
せたら、
言辭
(
ことば
)
も
掛
(
か
)
けてくだされよう……」
巫女
(
くちよせ
)
は
時々
(
とき/″\
)
調子
(
てうし
)
を
張
(
は
)
り
上
(
あ
)
げていつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“巫女”の意味
《名詞》
巫女(フジョ、みこ)
みこ。神に仕える女性で、神楽を舞ったり神託を伝えたりする者。近代では神社で神主を補佐する女性。
(出典:Wiktionary)
“巫女”の解説
鴨川_画像01
巫女(みこ、ふじょ)は、主として日本の神に仕える女性のこと。神子(みこ)、舞姫(まいひめ)、御神子(みかんこ)と呼称される場合もある。
(出典:Wikipedia)
巫
漢検1級
部首:⼯
7画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“巫女”で始まる語句
巫女戯
巫女舞
巫女姿
巫女婆
巫女殺
巫女考