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嶮
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けわし
ふりがな文庫
“
嶮
(
けわし
)” の例文
が、もう
目貫
(
めぬき
)
の町は過ぎた、次第に場末、
町端
(
まちはず
)
れの——と言うとすぐに
大
(
おおき
)
な山、
嶮
(
けわし
)
い坂になります——あたりで。
雪霊記事
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これまでは、内浦で、それからは半島の
真中
(
まんなか
)
を間道
越
(
ごえ
)
に横切って、——輪島街道。あの外浦を加賀へ帰ろうという段取になると、路が
嶮
(
けわし
)
くって馬が立たない。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
わずかの間も
九十九折
(
つづらおり
)
の坂道、
嶮
(
けわし
)
い上に、
憗
(
なまじっ
)
か石を入れたあとのあるだけに、
爪立
(
つまだ
)
って
飛々
(
とびとび
)
に
這
(
は
)
い
下
(
お
)
りなければなりませんが、この坂の両方に、五百体千体と申す数ではない。
春昼
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ほかに、目に着いたものはなかったのですが……宿で教えられた寺の入口の
竹藪
(
たけやぶ
)
が、ついそこに。……川は
斜
(
ななめ
)
に曲って、
巌
(
いわ
)
が
嶮
(
けわし
)
くなり、道も狭く、
前途
(
ゆくて
)
は、もう
田畝
(
たんぼ
)
になります。
河伯令嬢
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
これから
前
(
さき
)
は、坂が急に
嶮
(
けわし
)
くなる。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
嶮
漢検1級
部首:⼭
16画
“嶮”を含む語句
嶮岨
嶮峻
峻嶮
嶮所
嶮路
天嶮
嶮山
嶮崖
嶮隘
嶮悪
嶮難
嶮要
嶮城
人痛嶮艱
嶮道
嶮峰
山嶮
嶮峻巍峨
嶮峡
嶮坂
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