山犬やまいぬ)” の例文
いゝえ山犬やまいぬならまだしもでございます……そんなひと……氣味きみわるい、わたしうしませう。」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
とうさんはこのきな老人らうじんから、はたけよりあらはれたたぬきむじなはなしやましたきじはなし、それから奧山おくやまはうむといふおそろしいおほかみ山犬やまいぬはなしなぞをきましたが、そのうちにねむくなつて
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
なんだか、むかし道中だうちうに、山犬やまいぬたとときのやうですが。」
艶書 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)