小笹こざさ)” の例文
その下に小笹こざさが密生していて、五、六頭の放牧馬が尾を振り振り笹を食っていた。栗毛と黒馬と葦毛の三頭の馬はV字形の三角形になって、その一団の放牧馬を襲った。
恐怖城 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
はるながらえるまで、かげくさくのである。あかりすので、かさつて引被ひきかぶつて、あし踏伸ふみのばして、ねむりかける、とニヤゴといた、きそれが、耳許みゝもとで、小笹こざさ
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いづれぞと露のやどりをわかむ間に小笹こざさが原に風もこそ吹け
源氏物語:08 花宴 (新字新仮名) / 紫式部(著)
踏石ふみいし小笹こざさをあしらつたのは、詩人室生犀星むろふさいせいの家。
続野人生計事 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小笹こざさ
別後 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
はるながらえるまで、かげ草葉くさばうらく。ひかりすのでかさつて引被ひつかぶつて、あし踏伸ふみのばして、ねむりかけるとニヤゴー、きそれが耳許みゝもとで、小笹こざさくのがきこえた。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
小笹こざさ
雨情民謡百篇 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)