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小楊枝
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こやうじ
ふりがな文庫
“
小楊枝
(
こやうじ
)” の例文
「
小六
(
ころく
)
さんが
怒
(
おこ
)
つてよ。
可
(
よ
)
くつて」と
御米
(
およね
)
はわざと
念
(
ねん
)
を
押
(
お
)
して
置
(
お
)
いて
微笑
(
びせう
)
した。
宗助
(
そうすけ
)
は
下眼
(
しため
)
を
使
(
つか
)
つて、
手
(
て
)
に
持
(
も
)
つた
小楊枝
(
こやうじ
)
を
着物
(
きもの
)
の
襟
(
えり
)
へ
差
(
さ
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
内
(
うち
)
にのら/\として
居
(
を
)
れば、
兩親
(
りやうしん
)
は
固
(
もと
)
より、
如何
(
いか
)
に
人
(
ひと
)
が
好
(
い
)
いわ、と
云
(
い
)
つて
兄
(
あに
)
じや
人
(
ひと
)
の
手前
(
てまへ
)
、
据膳
(
すゑぜん
)
を
突出
(
つきだ
)
して、
小楊枝
(
こやうじ
)
で
奧齒
(
おくば
)
の
加穀飯
(
かてめし
)
をせゝつては
居
(
を
)
られぬ
處
(
ところ
)
から、
色
(
いろ
)
ツぽく
胸
(
むね
)
を
壓
(
おさ
)
へて
一席話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
大急ぎで済ますと、彼女たちはきまつて
小楊枝
(
こやうじ
)
で歯をせせり、それを投げ棄てて、便所にはひつて用を足す。それから、再び店へ戻つて客の註文を聞き、高い声で、料理場に叫びかけるのである。
日本三文オペラ
(新字旧仮名)
/
武田麟太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
楊
漢検準1級
部首:⽊
13画
枝
常用漢字
小5
部首:⽊
8画
“小楊枝”で始まる語句
小楊枝入