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小栗
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をぐり
ふりがな文庫
“
小栗
(
をぐり
)” の例文
その
天麩羅屋
(
てんぷらや
)
の、しかも
蛤鍋
(
はまなべ
)
三錢
(
さんせん
)
と
云
(
い
)
ふのを
狙
(
ねら
)
つて、
小栗
(
をぐり
)
、
柳川
(
やながは
)
、
徳田
(
とくだ
)
、
私
(
わたし
)
……
宙外君
(
ちうぐわいくん
)
が
加
(
くは
)
はつて、
大擧
(
たいきよ
)
して
押上
(
おしあが
)
つた、
春寒
(
はるさむ
)
の
午後
(
ごご
)
である。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ある日
小栗
(
をぐり
)
風葉氏の弟子分にあたる岡本霊華といふ小説家がひよつくり訪ねて来た。何だか一人ぽつちでこの世に生れて来たやうな、寂しい顔をしてゐる男だ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
もりにかけとは
限
(
かぎ
)
らない。たとへば、
小栗
(
をぐり
)
があたり
芋
(
いも
)
をすゝり、
柳川
(
やながは
)
がはしらを
撮
(
つま
)
み、
徳田
(
とくだ
)
があんかけを
食
(
た
)
べる。お
酌
(
しやく
)
なきが
故
(
ゆゑ
)
に、
敢
(
あへ
)
て
世間
(
せけん
)
は
怨
(
うら
)
まない。
春着
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小説家の
小栗
(
をぐり
)
風葉氏に男の児が産れた時、氏は色々と名前の詮索をした揚句「傑作」といふ字を選んだ。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「ゆうべは
夜中
(
よなか
)
から、よく
鳴
(
な
)
いて
居
(
ゐ
)
たよ——ちゝ、ちゝ——と……
秋
(
あき
)
は
寂
(
さび
)
しいな——よし。
其方
(
そつち
)
へやつときな。……
殺
(
ころ
)
すなよ。」
小栗
(
をぐり
)
も
傍
(
かたはら
)
から
手
(
て
)
をついて
差覗
(
さしのぞ
)
いた。
湯どうふ
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
栗
漢検準1級
部首:⽊
10画
“小栗”で始まる語句
小栗上野介
小栗栖
小栗上野
小栗鼠
小栗判官
小栗風葉
小栗美作
小栗上州
小栗又一
小栗大六