小原おばら)” の例文
ここでも、小原おばらだけは、ははかおさえよくおぼえていなかったので、二人ふたりはなしわらってきくうちにも、どことなくさびしそうでありました。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
眼鏡めがねをかけているのが、有田ありたくんのおかあさん、ひくいちぢれがみのが、あずまくんのおかあさん、ふとっているのは、小原おばらくんのおかあさんさ。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「よし。」といって、鉛筆えんぴつ孝二こうじあたえられました。いつも、首席しゅせきあらそあずま小原おばらは、まだませんでした。つづいてたのは有田ありたです。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
あるレストランで、高橋たかはし小原おばら自分じぶんの三にんが、夕飯ゆうはんべながらしたしくはなしをしたのです。そのレストランは、おおきなきれいなみせでありました。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
「四がつになったら、また学校がっこうがるつもりだ。」と、このごろ、からだがよくなったので、小原おばらは、元気げんきにいいました。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
あずまくん、小原おばらくん、有田ありたくん、この三にんは、くみの三がらすとしてられた秀才しゅうさいでありました。しかし、この三にんは、あまり勉強べんきょうぎて、三にんともんでしまったのです。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)