対面たいめん)” の例文
旧字:對面
かんがえてれば、私達わたくしたち対面たいめん随分ずいぶんひさしぶりの対面たいめんでございました。現世げんせわかれたり、かれこれ二百ねんちかくにもなっているのでございますから……。
「じぶんの首と対面たいめんして話をすることはおもしろい。これ忍剣にんけんの首! よくそちの面体めんていをわしに見せろ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あの金は、荐橋そんきょう双茶坊そうさぼう秀王墻しゅうおうしょう対面たいめんに住んでおります、白という女からもらいました」
雷峯塔物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
二三問答もんどうかはしてうちに、数間かずまじいやもそこへあらわれ、わたくし良人おっとひさしぶりの対面たいめんげました。
「若君、ご対面たいめんなされませ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この対面たいめんにつきては前以まえもっ指導役しどうやくのおじいさんからちょっと前触さきぶれがありました。