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ぐうげん
ふりがな文庫
“
寓言
(
ぐうげん
)” の例文
小説といい、
稗史
(
はいし
)
といい、戯曲といい、
寓言
(
ぐうげん
)
というもの
即
(
すなわ
)
ち
是
(
これ
)
なり。作者の心おもえらく、奇を極め妙を極むと。
運命
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
だから雛を育てることのむつかしい
雁
(
がん
)
などの
囮
(
おとり
)
は、かつて
荘周
(
そうしゅう
)
の
寓言
(
ぐうげん
)
にもあったように、その鳴声の遺伝がたちまちに食われると愛せられるとの境を区別する。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
その物語には必ずその持ち前の楽しみもあり教訓もあろう。逸話、
寓言
(
ぐうげん
)
、警句も豊かにあろう。
茶の本:04 茶の本
(新字新仮名)
/
岡倉天心
、
岡倉覚三
(著)
荘子
(
そうじ
)
のいわゆる
鯤鵬
(
こんぼう
)
の説も、必ずしも
寓言
(
ぐうげん
)
ではないと、使いはさとった。
中国怪奇小説集:10 夷堅志(宋)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
故
(
ゆゑ
)
に
其著書
(
そのちよしよ
)
十
餘萬言
(
よまんげん
)
、
大抵
(
たいてい
)
率
(
おほむ
)
ね
(二一)
寓言
(
ぐうげん
)
也
(
なり
)
。
(二二)
漁父
(
ぎよふ
)
・
盜跖
(
たうせき
)
・
胠篋
(
きよけふ
)
を
作
(
つく
)
り、
以
(
もつ
)
て
孔子
(
こうし
)
の
徒
(
と
)
を
詆訿
(
ていし
)
し、
以
(
もつ
)
て
老子
(
らうし
)
の
(二三)
術
(
じゆつ
)
を
明
(
あきらか
)
にせり。
(二四)
畏累虚
(
わいるゐきよ
)
・
亢桑子
(
かうさうし
)
の
屬
(
たぐひ
)
、
皆
(
みな
)
空語
(
くうご
)
にして
事實
(
じじつ
)
無
(
な
)
し。
国訳史記列伝:03 老荘申韓列伝第三
(旧字旧仮名)
/
司馬遷
(著)
“寓言”の意味
《名詞》
寓言(ぐうげん)
他の物事にかこつけて教訓・意見などを述べた言葉。
(出典:Wiktionary)
寓
漢検準1級
部首:⼧
12画
言
常用漢字
小2
部首:⾔
7画
“寓”で始まる語句
寓
寓居
寓意
寓話
寓目
寓喩
寓意譚
寓類
寓處
寓所