“寄掛”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よせか40.0%
よりか40.0%
よりかか20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あるひはまたひらたく畳の上につくばひて余念もなく咲く花を仰ぎ見たる、あるひはひざくずして身をうしろざまにくつがえさんばかりその背を軽く欄干に寄掛よせかけたる
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
かれ熱心ねつしんいてくさうへこしからうへて、そのてたひざ畫板ぐわばん寄掛よりかけてある、そして川柳かはやぎかげうしろからかれ全身ぜんしんおほ
画の悲み (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「……あすこに人が一人立っているね、縁台を少し離れて、手摺てすり寄掛よりかかって。」
古狢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)