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寃罪
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ゑんざい
ふりがな文庫
“
寃罪
(
ゑんざい
)” の例文
其方共儀
聟
(
むこ
)
夫等
(
をつとら
)
の
災難
(
さいなん
)
を歎き
艱難辛苦
(
かんなんしんく
)
の上公儀
巡見使
(
じゆんけんし
)
へ
訴
(
うつたへ
)
出申立
明了
(
あきらか
)
なるにより善惡判然と相
顯
(
あらは
)
れ九助の
寃罪
(
ゑんざい
)
を
雪
(
そゝ
)
ぎし
信義
(
しんぎ
)
貞操
(
ていさう
)
の段厚く
譽
(
ほめ
)
置
(
お
)
く
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
某縣に於ける時代に、二人が共謀して校長排斥を企ててゐるといふ
寃罪
(
ゑんざい
)
を
被
(
かうむ
)
つたこと。などを語つた間に、燗徳利は二三度自在鍵でつるした鐵瓶を出たり、這入つたりする。
泡鳴五部作:03 放浪
(旧字旧仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
身
(
み
)
に
引
(
ひき
)
うけて
世話
(
せわ
)
をすること
眞
(
しん
)
の
兄弟
(
けうだい
)
も
出來
(
でき
)
ぬ
業
(
わざ
)
なり、これを
色眼鏡
(
いろめがね
)
の
世
(
よ
)
の
人
(
ひと
)
にはほろ
醉
(
よひ
)
の
膝
(
ひざ
)
まくらに
耳
(
みヽ
)
の
垢
(
あか
)
でも
取
(
と
)
らせる
處
(
ところ
)
が
見
(
み
)
ゆるやら、さりとは
學士
(
がくし
)
さま
寃罪
(
ゑんざい
)
の
訴
(
うつた
)
へどころもなし。
経つくゑ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
かう云ふ点は、現在、男のやつてゐる仕事を女もやるやうになつたらば、男の
寃罪
(
ゑんざい
)
を晴すことが出来るかも知れない。私は、こんな意味で女が世の中の仕事に関係するのも悪くないと思つてゐる。
世の中と女
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
寃
漢検1級
部首:⼧
11画
罪
常用漢字
小5
部首:⽹
13画
“寃”で始まる語句
寃
寃枉
寃家
寃屈
寃哪
寃鬼