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宿世
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すぐせ
ふりがな文庫
“
宿世
(
すぐせ
)” の例文
この
二人
(
ふたり
)
の
婦人
(
おんな
)
は、
民也
(
たみや
)
のためには
宿世
(
すぐせ
)
からの
縁
(
えん
)
と見える。ふとした時、思いも懸けない処へ、夢のように姿を
露
(
あら
)
わす——
霰ふる
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
遣
(
つか
)
い果たして死ぬのは、十一の時から育てられた旦那様に済まねえけれど、どうか御勘弁なすって下さい、己もお前も親はなし、
親族
(
みより
)
も少い体で斯うなるのは全く
宿世
(
すぐせ
)
の約束だなア
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
かくて浮ぶるわが「
宿世
(
すぐせ
)
」、瞳
徹
(
とほ
)
れる
手弱女
(
たをやめ
)
の
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
あな
聞
(
き
)
きぬ、『
宿世
(
すぐせ
)
』の
脚
(
あし
)
の
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
忍ぶにあまる
宿世
(
すぐせ
)
かな
藤村詩抄:島崎藤村自選
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
▼ もっと見る
此
(
こ
)
の
二人
(
ふたり
)
の
婦人
(
をんな
)
は、
民也
(
たみや
)
のためには
宿世
(
すぐせ
)
からの
縁
(
えん
)
と
見
(
み
)
える。ふとした
時
(
とき
)
、
思
(
おも
)
ひも
懸
(
か
)
けない
處
(
ところ
)
へ、
夢
(
ゆめ
)
のやうに
姿
(
すがた
)
を
露
(
あら
)
はす——
霰ふる
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
悲しき
宿世
(
すぐせ
)
泣きなむも、はたまたここに。
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
宿世
(
すぐせ
)
は
似
(
に
)
たり、
花
(
はな
)
うばら。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
われとわが
宿世
(
すぐせ
)
をしのぶ
有明集
(旧字旧仮名)
/
蒲原有明
(著)
宿世
(
すぐせ
)
は似たり花うばら。
泣菫詩抄
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
さても
相似
(
あひに
)
た
宿世
(
すぐせ
)
や。
白羊宮
(旧字旧仮名)
/
薄田泣菫
、
薄田淳介
(著)
宿
常用漢字
小3
部首:⼧
11画
世
常用漢字
小3
部首:⼀
5画
“宿”で始まる語句
宿
宿直
宿屋
宿酔
宿業
宿場
宿禰
宿怨
宿痾
宿下