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家捜
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やさが
ふりがな文庫
“
家捜
(
やさが
)” の例文
旧字:
家搜
どうも、大変な話じゃありませんか。それから組頭が
捕
(
つか
)
まえられると同時に
家捜
(
やさが
)
しをされて、当人はそのまま
伝馬町
(
てんまちょう
)
に
入牢
(
にゅうろう
)
さ。
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
そこで相談の上あらためて
家捜
(
やさが
)
しをすることになって、念のために床下までもあらためると、台所の揚板の下には炭俵が二、三俵押し込んである。
半七捕物帳:21 蝶合戦
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
「大名の力でやりゃ、源太郎の家ぐらいは踏み
潰
(
つぶ
)
せそうなものじゃありませんか、
家捜
(
やさが
)
しぐらいはお茶の子さいさいで」
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
夫
(
そ
)
れから脇屋を捕まえると同時に
家捜
(
やさが
)
しをして、そうしてその
儘
(
まま
)
当人は伝馬町に
入牢
(
にゅうろう
)
を
申付
(
もうしつ
)
けられ、何かタワイもない
吟味
(
ぎんみ
)
の末、牢中で切腹を申付られた。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
「返答を待つの、待たぬの。また、いるの、いないのと、かような
一野衲
(
いちやのう
)
を相手にして、暇どるのもくだらない。かつ面倒だ。この上は、
家捜
(
やさが
)
しを行うまでではないか」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
疑
(
うたぐ
)
りのかゝるは白翁堂か
己
(
おれ
)
だ、白翁堂は年寄の事で正直者だから、
此方
(
こっち
)
はのっけに疑ぐられ、
家捜
(
やさが
)
しでもされてこれが出ては大変だから
何
(
ど
)
うしよう、これを
羊羹箱
(
ようかんばこ
)
か何かへ入れて畑へ埋めて置き
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
ここへ倅が帰って来ると
不可
(
いけ
)
ませんから……。
彼児
(
あれ
)
は正直者ですから、
他
(
ひと
)
から
嫌疑
(
うたがい
)
を受けて
家捜
(
やさが
)
しをされたなどと聞くと、
必然
(
きっと
)
憤
(
おこ
)
るに相違ありませんから……。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
辻風
典馬
(
てんま
)
は、炉ばたへ坐りこんで、
乾児
(
こぶん
)
たちの
家捜
(
やさが
)
しするのを、眺めていたが
宮本武蔵:02 地の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そんな話のうちに、
家捜
(
やさが
)
しは大方済みました。一服やっていると
銭形平次捕物控:321 橋場の人魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
捜
常用漢字
中学
部首:⼿
10画
“家”で始まる語句
家
家内
家中
家来
家鴨
家主
家人
家族
家並
家庭