妙長寺めうちやうじ)” の例文
妙長寺めうちやうじ寄宿きしゆくしてから三十にちばかりになるが、さき時分じぶんとははまいちじるしくちゞまつてる。
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
雨戸あまどうちは、相州さうしう西鎌倉にしかまくら亂橋みだればし妙長寺めうちやうじといふ、法華宗ほつけしうてらの、本堂ほんだうとなつた八でふの、よこなが置床おきどこいた座敷ざしきで、むかつて左手ゆんでに、葛籠つゞら革鞄かばんなどをいたきはに、山科やましなといふ醫學生いがくせい
星あかり (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)