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如意
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によい
ふりがな文庫
“
如意
(
によい
)” の例文
東京
(
とうきやう
)
に
帰
(
かへ
)
つて
後
(
のち
)
、
呼
(
よ
)
べば
応
(
こた
)
へて
顕
(
あら
)
はるゝ、
双六谷
(
すごろくだに
)
の
美女
(
たをやめ
)
の
像
(
ざう
)
を、
唯
(
たゞ
)
目
(
め
)
を
開
(
ひら
)
いて
見
(
み
)
るやうに、すら/\と
刻
(
きざ
)
み
得
(
え
)
た。
麻袋
(
あさふくろ
)
の
鑿
(
のみ
)
小刀
(
こがたな
)
は、
如意
(
によい
)
自在
(
じざい
)
に
働
(
はたら
)
く。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
一〇七
為朝
(
ためとも
)
が勇猛、為義
一〇八
忠政
(
ただまさ
)
が
軍配
(
たばかり
)
に
一〇九
贏目
(
かついろ
)
を見つるに、西南の風に
焼討
(
やきうち
)
せられ、
一一〇
白川の宮を出でしより、
一一一
如意
(
によい
)
が
嶽
(
みね
)
の
嶮
(
けは
)
しきに足を破られ
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
王鎧
(
わうがい
)
どんなものだと
云
(
い
)
つて、
是
(
これ
)
を
石崇
(
せきそう
)
に
示
(
しめ
)
すや、
石崇
(
せきそう
)
一笑
(
いつせう
)
して
鐵
(
てつ
)
如意
(
によい
)
を
以
(
もつ
)
て
撃
(
う
)
つて
碎
(
くだ
)
く。
王鎧
(
わうがい
)
大
(
おほい
)
に
怒
(
いか
)
る。
唐模様
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“如意”の意味
《名詞》
如意(にょい)
自分の思う儘になること。
読経・説法のときに僧侶が持つ長さ30cmほどの棒。
(出典:Wiktionary)
“如意”の解説
如意(にょい)は、僧が読経や説法の際などに手に持つ道具。孫の手のような形状をしており、笏と同様に権威や威儀を正すために用いられるようになった。
「如意」とは「思いのまま」の意味。本来は孫の手の様に背中を掻く道具で、意の如く(思いのままに)痒い所に届くので、如意と呼ぶ。
(出典:Wikipedia)
如
常用漢字
中学
部首:⼥
6画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“如意”で始まる語句
如意輪
如意宝珠
如意輪観音
如意輪観世音
如意輪寺
如意自在
如意輪堂
如意岳
如意棒
如意珠