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によい
東京に
帰つて
後、
呼べば
応へて
顕はるゝ、
双六谷の
美女の
像を、
唯目を
開いて
見るやうに、すら/\と
刻み
得た。
麻袋の
鑿小刀は、
如意自在に
働く。
一〇七為朝が勇猛、為義
一〇八忠政が
軍配に
一〇九贏目を見つるに、西南の風に
焼討せられ、
一一〇白川の宮を出でしより、
一一一如意が
嶽の
嶮しきに足を破られ
王鎧どんなものだと
云つて、
是を
石崇に
示すや、
石崇一笑して
鐵如意を
以て
撃つて
碎く。
王鎧大に
怒る。