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つぼあな
ふりがな文庫
“
壺穴
(
つぼあな
)” の例文
水増しの時できた小さな
壺穴
(
つぼあな
)
の
痕
(
あと
)
や、またそれがいくつも続いた浅い
溝
(
みぞ
)
、それから亜炭のかけらだの、枯れた
蘆
(
あし
)
きれだのが、一列にならんでゐて
イギリス海岸
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
私たちは泥岩
層
(
そう
)
の上をあちこちあるきました。所々に
壺穴
(
つぼあな
)
の
痕
(
あと
)
があって、その中には小さな円い
砂利
(
じゃり
)
が入っていました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
所々
(
ところどころ
)
には、水増しの時できた小さな
壺穴
(
つぼあな
)
の
痕
(
あと
)
や、またそれがいくつも
続
(
つづ
)
いた
浅
(
あさ
)
い
溝
(
みぞ
)
、それから
亜炭
(
あたん
)
のかけらだの、
枯
(
か
)
れた
蘆
(
あし
)
きれだのが、一
列
(
れつ
)
にならんでいて
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
また、赤い
酸化鉄
(
さんかてつ
)
の
沈
(
しず
)
んだ岩の
裂
(
さ
)
け目に
沿
(
そ
)
って、
層
(
そう
)
がずうっと
溝
(
みぞ
)
になって
窪
(
くぼ
)
んだところもありました。それは
沢山
(
たくさん
)
の
壺穴
(
つぼあな
)
を
連結
(
れんけつ
)
してちょうどひょうたんをつないだように見えました。
イギリス海岸
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
所々に
壺穴
(
つぼあな
)
の
痕
(
あと
)
があって、その中には小さな円い砂利が入ってゐました。
イギリス海岸
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
▼ もっと見る
けれども
壺穴
(
つぼあな
)
の
標本
(
ひょうほん
)
を見せるつもりだったが思ったくらいはっきりはしていないな。多少
失望
(
しつぼう
)
だ。岩は何という円くなめらかに
削
(
けず
)
られたもんだろう。
水苔
(
みずごけ
)
も
生
(
は
)
えている。
滑
(
すべ
)
るだろうか。滑らない。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
〕習ったというのは
節理
(
せつり
)
だな。節理なら
多面
(
ためん
)
節理、これを節理と云うわけにはいかない。
裂罅
(
れっか
)
だ。やっぱり裂け目でいいんだ。
壺穴
(
つぼあな
)
のいいのがなくて
困
(
こま
)
るな。少し細長いけれどもこれで
説明
(
せつめい
)
しようか。
台川
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
私はすぐ
壺穴
(
つぼあな
)
の小さいのだらうと思ひました。
イギリス海岸
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
壺
漢検準1級
部首:⼠
12画
穴
常用漢字
小6
部首:⽳
5画
“壺”で始まる語句
壺
壺中
壺装束
壺屋
壺焼
壺坂
壺形
壺菫
壺入
壺口