“壺中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こちゅう80.0%
こちう10.0%
こちゆう10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それに比べると壺中こちゅうの天地のようなものでしたから、一時は迷いましたけれど、今ではすっかりお馴染なじみになって
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
獨り壺中こちうの天地を樂しんでゐるのでした。
其小なるや、管見の小世態を寫すに止まれど、其大なるや、能く造化を壺中こちゆうに縮めて、とこしなへに不言の救世主たらむ。其状猶邊なき蒼海さうかいのごとく、彌大にして彌茫々ばう/\たり。又猶底知らぬ湖のごとし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)