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場席
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ばせき
ふりがな文庫
“
場席
(
ばせき
)” の例文
これが芝居道でいう
一間
(
いっけん
)
——
一桝
(
ひとます
)
なので、
場席
(
ばせき
)
を一間とってくれ、
二間
(
にけん
)
ほしいなどというのだった。
旧聞日本橋:24 鬼眼鏡と鉄屑ぶとり(続旧聞日本橋・その三)
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
こうなると見物はただ、中にはいって
場席
(
ばせき
)
を取れば、
芝居
(
しばい
)
は始められるのであった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
ずん/\歩いて行くうちには、きつと何か新しい事に出逢ふに違ひ無い。乗つてゐる馬車からして己には面白い。巌畳に出来てゐて、
場席
(
ばせき
)
も広い。己は先づゆつたりと身をくつろげた。
復讐
(新字旧仮名)
/
アンリ・ド・レニエ
(著)
誰
(
たれ
)
一人
(
ひとり
)
、
横
(
よこ
)
に
成
(
な
)
るなんど
場席
(
ばせき
)
はない。
花枕
(
はなまくら
)
、
草枕
(
くさまくら
)
、
旅枕
(
たびまくら
)
、
皮枕
(
かはまくら
)
、
縱
(
たて
)
に
横
(
よこ
)
に、
硝子窓
(
がらすまど
)
に
押着
(
おしつ
)
けた
形
(
かた
)
たるや、
浮嚢
(
うきぶくろ
)
を
取外
(
とりはづ
)
した
柄杓
(
ひしやく
)
を
持
(
も
)
たぬものの
如
(
ごと
)
く、
折
(
をり
)
から
外
(
そと
)
のどしや
降
(
ぶり
)
に、
宛然
(
さながら
)
人間
(
にんげん
)
の
海月
(
くらげ
)
に
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
る。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
席
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
“場”で始まる語句
場
場所
場合
場末
場処
場面
場数
場内
場中
場裡