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城外
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じょうがい
ふりがな文庫
“
城外
(
じょうがい
)” の例文
その一方の
土手
(
どて
)
むこう、
外
(
そと
)
ぼりをへだてた
城外
(
じょうがい
)
の
柳
(
やなぎ
)
のかげに、耳に手をかざして、館のなかの
騒音
(
そうおん
)
をジッと
聞
(
き
)
いている者がある。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「すると
次
(
つぎ
)
は
精舎
(
しょうじゃ
)
だ。
城外
(
じょうがい
)
の
柏林
(
かしわばやし
)
に千人の
宿
(
やど
)
をつくるよう工作のものへ
言
(
い
)
ってくれないか」
四又の百合
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
その時弥勒仏生まれて
成道
(
じょうどう
)
し、
件
(
くだん
)
の聖王その
悴
(
せがれ
)
九百九十九人と弟子となって出家し一子のみ出家せずに王位を
嗣
(
つ
)
ぐ。弥勒世尊、
翅頭末
(
しとうまつ
)
城外
(
じょうがい
)
の
金剛荘厳道場
(
こんごうしょうごんどうじょう
)
竜華菩提樹下
(
りゅうげぼだいじゅげ
)
で成道する。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
しかし
恐
(
こわ
)
がることがあるものか、と思いなおしました。見ると、自分が今まで
居
(
い
)
た
庭
(
にわ
)
や
城外
(
じょうがい
)
の町などはずっと、下の方に見おろされました。
往
(
い
)
き
来
(
き
)
してる人間が、
豆粒
(
まめつぶ
)
のように小さく見えました。
強い賢い王様の話
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
「殿。善助が
負
(
お
)
い参らせて、ご
城外
(
じょうがい
)
まで一気に駆け脱けまする。お
縋
(
すが
)
り下さいませ」
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“城外”の意味
《名詞》
城の範囲の外。また、そのような場所へ行くこと。
(出典:Wiktionary)
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
外
常用漢字
小2
部首:⼣
5画
“城”で始まる語句
城
城砦
城址
城下
城廓
城普請
城塞
城山
城壁
城戸