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城内
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じょうない
ふりがな文庫
“
城内
(
じょうない
)” の例文
もうすっかり、竹童を旅の独楽まわしと思っているので
小姓
(
こしょう
)
たちは、
城内
(
じょうない
)
で聞きかじっていたことを、みんなベラベラしゃべってしまった。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
元
(
げん
)
の末に
方国珍
(
ほうこくちん
)
と云う者が
浙東
(
せっとう
)
の地に割拠すると、
毎年
(
まいねん
)
正月十五日の
上元
(
じょうげん
)
の
夜
(
よ
)
から五日間、
明州
(
みんしゅう
)
で燈籠を
点
(
つ
)
けさしたので、
城内
(
じょうない
)
の者はそれを
観
(
み
)
て一晩中遊び戯れた。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
主
(
おも
)
に
城内
(
じょうない
)
の
馬場
(
ばば
)
で
稽古
(
けいこ
)
したのですが、
後
(
のち
)
には
乗馬
(
じょうば
)
で
鎌倉
(
かまくら
)
へ
実家帰
(
さとがえ
)
りをしたこともございます。
従者
(
じゅうしゃ
)
も
男子
(
だんし
)
のみでは
困
(
こま
)
りますので、
一人
(
ひとり
)
の
腰元
(
こしもと
)
にも
乗馬
(
じょうば
)
の
稽古
(
けいこ
)
を
致
(
いた
)
させました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
半年前からわたしは
城内
(
じょうない
)
の
文庫
(
ぶんこ
)
にこもって、わたしの長い少年時代の思い出を、せっせと書きつづっていた。わたしたちはちょうど長男のマチアのために
洗礼式
(
せんれいしき
)
を上げようとしている。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
城内
(
じょうない
)
の者ならば、なにも、
好
(
この
)
んであんなところにひそんでいる
必要
(
ひつよう
)
はあるまい。第一、なんだかその
影
(
かげ
)
も
大人
(
おとな
)
なみの人間にしてはすこし小さい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
戦闘
(
たたかい
)
が
始
(
はじ
)
まってから、
女子供
(
おんなこども
)
はむろん
皆
(
みな
)
城内
(
じょうない
)
から
出
(
だ
)
されて
居
(
お
)
りました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「
渡
(
わた
)
りに
舟
(
ふね
)
というものだ、なにはともあれ、こいつに乗って
城内
(
じょうない
)
に
入
(
い
)
りこんで見ようではないか」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“城内”の意味
《名詞》
城の内部。城中。
(出典:Wiktionary)
城
常用漢字
小4
部首:⼟
9画
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
“城内”で始まる語句
城内遥