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土
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くに
ふりがな文庫
“
土
(
くに
)” の例文
常世
(
トコヨ
)
と称する異郷から、「まれびと」と言ふべき異人が週期的に、此
土
(
くに
)
を訪れたのである。さうしてその都度、儀礼と呪詞とを齎らした。
唱導文学:――序説として――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
然れども
比婆須
(
ひばす
)
比賣の命、
弟比賣
(
おとひめ
)
の命、二柱を留めて、その
弟王
(
おとみこ
)
二柱は、いと醜きに因りて
本
(
もと
)
つ
土
(
くに
)
に返し送りたまひき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
彼らは人となり淳朴で、常に
山菓
(
このみ
)
を取って喰う。また
蝦蟆
(
かえる
)
を煮て上味とする。その
土
(
くに
)
は京(応神天皇の都は高市郡の南部大軽の地)よりは東南、山を隔てて吉野河の河上に居る。
国栖の名義
(新字新仮名)
/
喜田貞吉
(著)
我々の住む国土に対して、他界が考へられ、其処の生活様式が、すべて、此
土
(
くに
)
の事情と正反対の形なるものと考へてゐた。
日本文学の発生:――その基礎論――
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
故
(
かれ
)
、太素は
杳冥
(
えうめい
)
たれども、本つ教に因りて
土
(
くに
)
を
孕
(
はら
)
み島を産みたまひし時を
識
(
し
)
り、元始は
綿邈
(
めんばく
)
たれども、先の聖に
頼
(
よ
)
りて神を生み人を立てたまひし世を
察
(
あきらか
)
にす。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
▼ もっと見る
而もその呪詞は、此
土
(
くに
)
に生れ出たものとは、古代においては、考へられては居なかつた。即、古代人の所謂
海阪
(
ウナザカ
)
の、彼方にあるとした
常世
(
トコヨ
)
の国から齎されたもの、と考へたのである。
日本文学の発生
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“土”を含む語句
土竈
土地
土蔵
土塊
泥土
唐土
土筆
土産
混凝土
土砂
土窖
土俵
土埃
土方
土饅頭
土龍
御土産
赤土
土肥
黄土
...