よろこば)” の例文
天下てんかたからといふものはすべてこれを愛惜あいせきするものにあたへるのが當然たうぜんじや、此石このいしみづかく其主人しゆじんえらんだので拙者せつしやよろこばしくおもふ、然し此石の出やうがすこはやすぎる
石清虚 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
昨夜ゆうべ雨戸を閉めるのを忘れてねむったので風をひいたのだ。今日は咽喉のどが腫れましたよ。」と語ると婆さんはさも嬉しそうに、よろこばしそうに以前よりも、もっと罪がなさそうに
老婆 (新字新仮名) / 小川未明(著)
第一の幽霊 (よろこばしさうに。)本当かい?
LOS CAPRICHOS (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)