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唐土
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たうど
ふりがな文庫
“
唐土
(
たうど
)” の例文
「それどころぢやありませんよ、
唐土
(
たうど
)
の鳥ほどの、でつかいのが捕まり相ですぜ」
銭形平次捕物控:261 弱い浪人
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
唐土
(
たうど
)
の
昔
(
むかし
)
、
咸寧
(
かんねい
)
の
時
(
とき
)
、
韓伯
(
かんはく
)
が
子
(
こ
)
某
(
なにがし
)
と、
王蘊
(
わううん
)
が
子
(
こ
)
某
(
なにがし
)
と、
劉耽
(
りうたん
)
が
子
(
こ
)
某
(
なにがし
)
と、いづれ
華冑
(
くわちう
)
の
公子等
(
こうしら
)
、
一日
(
あるひ
)
相携
(
あひたづさ
)
へて
行
(
ゆ
)
きて、
土地
(
とち
)
の
神
(
かみ
)
、
蒋山
(
しやうざん
)
の
廟
(
びやう
)
に
遊
(
あそ
)
ぶ、
廟中
(
びやうちう
)
数婦人
(
すふじん
)
の
像
(
ざう
)
あり、
白皙
(
はくせき
)
にして
甚
(
はなは
)
だ
端正
(
たんせい
)
。
甲冑堂
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
天竺
(
てんぢく
)
の
靈山
(
れいざん
)
此處に來れり。
唐土
(
たうど
)
の
天台山
(
てんだいざん
)
親
(
まのあた
)
りここに見る。我が身は釋迦佛にあらず、
天台大師
(
てんだいだいし
)
にてはなし。然れども
晝夜
(
ちうや
)
に法華經をよみ、
朝暮
(
てうぼ
)
に
摩訶止觀
(
まかしくわん
)
を談ずれば、靈山淨土にも相似たり。
尼たちへの消息:――よく生きよとの――
(旧字旧仮名)
/
長谷川時雨
(著)
「借金取や
唐土
(
たうど
)
の鳥には驚かねえが、——こいつは全く變ですぜ、親分」
銭形平次捕物控:140 五つの命
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
陰慘
(
いんさん
)
たる
修羅
(
しゆら
)
の
孤屋
(
こをく
)
に
比
(
くら
)
べると、こゝは
却
(
かへ
)
つて、
唐土
(
たうど
)
桃園
(
たうゑん
)
の
風
(
かぜ
)
が
吹
(
ふ
)
く。
深川浅景
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
“唐土”の意味
《名詞》
かつて日本から呼んだ中国に対する呼称。
(出典:Wiktionary)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
“唐土”で始まる語句
唐土様
唐土手
唐土樣
唐土餅
唐土訓蒙図彙