“卑怯(ひけう)” の例文
『眞箇(ほんと)だ、可厭(いや)になつちまう、さうだとも、全(まツた)くさ!』『僕(ぼく)の云(い)つた通(とほ)りにお爲(し)よ、卑怯(ひけう)だね!』終(つひ)に愛(あい)ちやんは再(ふたゝ)び其手(そのて)を伸(の)ばしてモ一度(ど)空(くう)を掴(つか)みました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
卑怯(ひけう)なる哉(かな)、土地祇(とちのかみ)、……実(まこと)に雪枝(ゆきえ)が製作(せいさく)の美人(びじん)を求(もと)めば、礼(れい)を厚(あつ)くして来(きた)り請(こ)はずや。もし其(そ)の代価(だいか)に苦(くるし)むとならば、玉(たま)を捧(さゝ)げよ、能(あた)はずんば鉱石(くわうせき)を捧(さゝ)げよ、能(あた)はずんば巌(いはほ)を欠(か)いて来(きた)り捧(さゝ)げよ。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
「卑怯(ひけう)なり何処(いづく)へ遁(に)ぐる。」
怪力 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)