“卑怯千万”の読み方と例文
読み方割合
ひきょうせんばん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
洗面場で手を洗ってその手をふくハンケチの中からピストルのたまを乱発させるという卑怯千万ひきょうせんばんな行為であるにかかわらず
映画雑感(Ⅳ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
三田尻みたじりと山口さ、実に卑怯千万ひきょうせんばんな奴だが、はかりごとは見事図に当って、野党の歩調が乱れ、予算の大削減にもわず、内閣も倒壊せずに済んださ、その時から青木は、もう男爵になることになっていた
雨夜草紙 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)