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前足
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まえあし
ふりがな文庫
“
前足
(
まえあし
)” の例文
その
太陽
(
たいよう
)
のにおいをなつかしむように、わたくしは、ごろりとからだをなげだしました。ペスも、かたわらへ、
前足
(
まえあし
)
をのばして、うずくまりました。
どこかで呼ぶような
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
長い
鼻
(
はな
)
づらを
前足
(
まえあし
)
の上にのせたかとおもうと、たちまち、ぐうぐうねこんでしまったのです。
ニールスのふしぎな旅
(新字新仮名)
/
セルマ・ラーゲルレーヴ
(著)
命がけで入り込んで、生殖の為に一命を果した彼
無名犬
(
ななしいぬ
)
の死骸を、
欅
(
けやき
)
の根もとに
葬
(
ほうむ
)
った。向うの方には、二本投げ出した
前足
(
まえあし
)
に
頭
(
あたま
)
をのせて、
頬杖
(
ほおづえ
)
つくと云う
見得
(
みえ
)
でデカがけろりとして眺めて居た。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
犬
(
いぬ
)
はワン、ワンとうれしそうにほえながら、
前足
(
まえあし
)
で
立
(
た
)
ちました。
桃太郎
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
その
穴
(
あな
)
は、このあいだ、みんながボールをして
遊
(
あそ
)
んでいると、ペスがきて、しきりに
前足
(
まえあし
)
で
掘
(
ほ
)
っていたところでした。
風船虫
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
馬子
(
まご
)
は、はらだちまぎれに、あらあらしく、たづなを
引
(
ひ
)
くと、
馬
(
うま
)
は、
頭
(
あたま
)
を
上下
(
じょうげ
)
にふって、
反抗
(
はんこう
)
の
意
(
い
)
をしめし、
前足
(
まえあし
)
に
力
(
ちから
)
をいれて、
大地
(
だいち
)
へしがみつこうとしました。
道の上で見た話
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛