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分解
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ぶんかい
ふりがな文庫
“
分解
(
ぶんかい
)” の例文
彼女の智識は、それが何であるかと云ふことを
分解
(
ぶんかい
)
するには、遠く足りないものであつた。彼は何となく頭を掻きむしられるやうに感じたのであつた。
夜烏
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
農村
(
のうそん
)
に
天道様
(
てんとうさま
)
の信心が無くなったら、農村の
破滅
(
はめつ
)
である。然るに此信心は日に/\
消亡
(
しょうもう
)
して、人智人巧唯我唯利の風が日々農村人心の
分解
(
ぶんかい
)
を
促
(
うなが
)
しつゝあるのだ。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
此
(
この
)
偉大
(
ゐだい
)
な
力
(
ちから
)
を
分解
(
ぶんかい
)
して
見
(
み
)
ると。一
方
(
ぽう
)
には
非常
(
ひぜう
)
な
誇張
(
こてう
)
と、一
方
(
ぽう
)
には
非常
(
ひぜう
)
な
省略
(
しやうりやく
)
がある。で、これより
各論
(
かくろん
)
に
入
(
い
)
つて
化物
(
ばけもの
)
の
表現
(
へうげん
)
即
(
すなは
)
ち
形式
(
けいしき
)
を
論
(
ろん
)
ずる
順序
(
じゆんじよ
)
であるか、
今
(
いま
)
は
其
(
その
)
暇
(
ひま
)
がない。
妖怪研究
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
頭ばかり手をつけずに、全部
分解
(
ぶんかい
)
がすんだあとであった。一つは女で今頭を分解したところで、頭をメチャメチャに切り
剖
(
さ
)
けられては男も女もない。矢野にはまだなにがなにやら
一向
(
いっこう
)
わからぬ。
廃める
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
分解
(
ぶんかい
)
しやうと
揉
(
も
)
んでまわる。
メランコリア
(旧字旧仮名)
/
三富朽葉
(著)
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
解
常用漢字
小5
部首:⾓
13画
“分”で始まる語句
分
分明
分別
分限
分際
分娩
分捕
分限者
分銅
分疏