“光(て)” の例文
ここに日子番の邇邇藝の命、天降(あも)りまさむとする時に、天の八衢(やちまた)一に居て、上は高天の原を光(て)らし下は葦原の中つ國を光らす神ここにあり。
「実の光(て)るも見む」(巻十九・四二二六)、「御船(みふね)かも彼(かれ)」(巻十八・四〇四五)、「櫛造る刀自(とじ)」(巻十六・三八三二)、「やどりする君」(巻十五・三六八八)等は
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
な悲しみ霧(き)りてをぐらき我が眼にももろもろの頭(づ)は光(て)りて見ゆるに
黒檜 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
塩田の黒砂光(て)らし音なき雷
今日:02 今日 (新字旧仮名) / 西東三鬼(著)
花の如くに光(て)りたると——
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
ここにその御子、肥長(ひなが)比賣に一宿(ひとよ)婚ひたまひき。かれその美人(をとめ)を竊伺(かきま)みたまへば、蛇(をろち)なり。すなはち見畏みて遁げたまひき。ここにその肥長(ひなが)比賣患(うれ)へて、海原を光(て)らして船より追ひ來(く)。
面影光(て)りし姫君の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)
ここに大國主の神愁へて告りたまはく、「吾獨して、如何(いかに)かもよくこの國をえ作らむ。いづれの神とともに、吾(あ)はよくこの國を相作(つく)らむ」とのりたまひき。この時に海を光(て)らして依り來る神あり。
秀峰(ほつみね)光(て)らす紅の
花守 (旧字旧仮名) / 横瀬夜雨(著)