“微光”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びこう61.5%
うすびかり15.4%
うすあかり7.7%
ひか7.7%
ひかり7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まったく河原かわらの青じろいあかりの上に、黒い鳥がたくさんたくさんいっぱいに列になってとまってじっと川の微光びこうを受けているのでした。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
丘もあれば林もあり人家もあれば小川もある。蛍の光か月光か、蒼澄んだほのかな微光うすびかりが、茫然と別天地を照らしているが何んの光だか解らない。
深夜よふけの、朧に霞んだ電灯の微光うすあかりもとに、私は、それを、何も彼も美しいと見た。
別れたる妻に送る手紙 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
横倒しになっている主税の足許に、その縁を白く微光ひからせながら、淀屋の独楽が転がっている。
仇討姉妹笠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
柔きこけ微光ひかりに かすかなる息吹いぶきうかがひぬ
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)