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元締
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もとじめ
ふりがな文庫
“
元締
(
もとじめ
)” の例文
欲しいのは、そういう各地の試験や調査の
元締
(
もとじめ
)
をするところであって、今度ウィルメットに出来たのは、いわば中央機関なのである。
ウィネッカの冬
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
PIMPの
元締
(
もとじめ
)
が映画的に活躍して、夜のピキャデリなんかを
迂路
(
うろ
)
ついてるぽっと出の女や、ボア・ドュ・ブウロウニュを散策中の若奥さまや
踊る地平線:08 しっぷ・あほうい!
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
東山道中十七駅の
元締
(
もとじめ
)
に任じて来た人で、維新間ぎわまでは同郷の香蔵と相携えて国事に奔走し、あるいは京都まで出て幾多の政変の
渦
(
うず
)
の中にも立ち
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
結局これは心霊波の
元締
(
もとじめ
)
をやって居る
守護神
(
しゅごじん
)
というものに頼んで、その電波を
止
(
と
)
めて貰うより
仕様
(
しよう
)
がない、あなたをひとつ心霊研究会へ御紹介するから
あの世から便りをする話:――座談会から――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
伝吉が見たようなと、思ったのも道理で、その男は、同業だが仲の悪い、宮津方の用達
元締
(
もとじめ
)
をしている、舞鶴の新造の身内で、
独鈷
(
どっこ
)
の
仁三
(
にざ
)
という者だった。
剣難女難
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
「左様、女軽業の
元締
(
もとじめ
)
とか言いおったが、
彫物
(
ほりもの
)
の一つもありそうな女じゃ、しかし悪党ではないらしい」
大菩薩峠:11 駒井能登守の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
昼間は、ときどき万年町の
元締
(
もとじめ
)
からくる毎日の新しい小唄を予習することに
趁
(
お
)
われていたが、もとよりメロディばかりを弾くのであるから、それほど困難ではなかった。
幻影の都市
(新字新仮名)
/
室生犀星
(著)
したの又
渠
(
かれ
)
は
無學文盲
(
むがくもんまう
)
の何も知らぬ山師醫者の
元締
(
もとじめ
)
なりなど
湯屋
(
ゆや
)
の二
階
(
かい
)
髮結床
(
かみゆひどこ
)
などにて長庵の
惡評
(
あくひやう
)
を
聞
(
きく
)
も
夏蠅
(
うるさき
)
ばかりなれば果は
命
(
いのち
)
の入ぬのか又は
死
(
しに
)
たく思ふ人は長庵の
藥
(
くすり
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
浮世草子界の
元締
(
もとじめ
)
ともいうべき八文字屋の崩壊に遭遇して、はげしい自己反省と自己嫌悪のすえ、方向転換を考えなければならなくなった秋成に、怪異小説・翻案小説の流行は
雨月物語:04 解説
(新字新仮名)
/
鵜月洋
(著)
浮世草子界の
元締
(
もとじめ
)
ともいうべき八文字屋の崩壊に遭遇して、はげしい自己反省と自己嫌悪のすえ、方向転換を考えなければならなくなった秋成に、怪異小説・翻案小説の流行は
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
モスクワには、有名なシェカリンスキイが
元締
(
もとじめ
)
をしている富豪連の賭博の会があった。
世界怪談名作集:03 スペードの女王
(新字新仮名)
/
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン
(著)
それで私は砲術家の一切の
元締
(
もとじめ
)
になって、何もかも私が一切
取扱
(
とりあつかっ
)
て居る。
福翁自伝:02 福翁自伝
(新字新仮名)
/
福沢諭吉
(著)
従うて賃銀の支払方法も
今風
(
いまふう
)
で、きっと
元締
(
もとじめ
)
のような者がもうできていることと思うが、前からある者は田植の投資期にはただ食わせてもらうだけで帰って行き、秋の収穫季に今一度
遣
(
や
)
って来て
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
締
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
“元締”で始まる語句
元締役