“何万”の読み方と例文
読み方割合
なんまん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やしゃ子ねずみまで何万なんまんなん千という仲間なかまのこらずぞろぞろ、ぞろぞろ、まっくろになって、ねこ陣取じんどっている横町よこちょうはらかってめていきました。
猫の草紙 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
うつくしいうつくしい桔梗ききょういろのがらんとした空の下を、じつ何万なんまんという小さな鳥どもが、幾組いくくみ幾組いくくみもめいめいせわしくせわしく鳴いて通って行くのでした。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
突然とつぜんつて大地だいぢたゝきつけると、これほどの奴等やつら何万なんまんとなくをくつてわがものにしてやうといふところかね用意よういはしてるとおもはれるばかり、のあたらぬもりなかつちやはらか
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)