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仮寐
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うたゝね
ふりがな文庫
“
仮寐
(
うたゝね
)” の例文
旧字:
假寐
ずつと遙に
見下
(
みおろ
)
せば、美しい、静な、然し荘厳なホトソンの流が帯の様に見えて、紫の雲、又は(此処彼処にその水晶の胸の上で
仮寐
(
うたゝね
)
をして居る様な)
新浦島
(新字旧仮名)
/
ワシントン・アーヴィング
(著)
昨夕
(
ゆふべ
)
は
何時
(
いつ
)
御帰
(
おかへ
)
りでした。つい
疲
(
つか
)
れちまつて、
仮寐
(
うたゝね
)
をしてゐたものだから、
些
(
ちつ
)
とも気が付きませんでした。——
寐
(
ね
)
てゐる所を御覧になつたんですか、先生も随分
人
(
ひと
)
が
悪
(
わる
)
いな。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
代助はそれを
大
(
おほ
)
きな
字引
(
じびき
)
の
上
(
うへ
)
に
載
(
の
)
せた。さうして、其
傍
(
そば
)
に
枕
(
まくら
)
を
置
(
お
)
いて
仰向
(
あほむ
)
けに倒れた。
黒
(
くろ
)
い
頭
(
あたま
)
が丁度
鉢
(
はち
)
の
陰
(
かげ
)
になつて、花から
出
(
で
)
る
香
(
にほひ
)
が、
好
(
い
)
い具合に
鼻
(
はな
)
に
通
(
かよ
)
つた。代助は
其香
(
そのにほひ
)
を
嗅
(
か
)
ぎながら
仮寐
(
うたゝね
)
をした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
仮
常用漢字
小5
部首:⼈
6画
寐
漢検1級
部首:⼧
12画
“仮”で始まる語句
仮令
仮
仮面
仮借
仮名
仮初
仮髪
仮声
仮病
仮睡