“其香”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そのにほひ33.3%
そのにほ33.3%
それ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は其香そのにほひがうと思つて、みだれるなかに鼻をつ込んだ。椽側のしたゝりは其儘にして置いた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
四邊あたり其香そのにほひで大變たいへんでした。公爵夫人こうしやくふじんでさへも、ッちやんとほとんどかはる/″\くさめをして、せるくるしさにたがひ頻切しツきりなしにいたりわめいたりしてました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
強盗の沢山居る中を行かなくちゃあならんから首尾しゅびよく其香それを買出して来たところが、果たしてラサ府まで持帰れるかどうか、その間に強盗のために商人あきんどられる者が多いそうです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)