“そのにほひ”の漢字の書き方と例文
語句割合
其香100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
代助は其香そのにほひがうと思つて、みだれるなかに鼻をつ込んだ。椽側のしたゝりは其儘にして置いた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
代助はそれをおほきな字引じびきうへせた。さうして、其そばまくらいて仰向あほむけに倒れた。くろあたまが丁度はちかげになつて、花からにほひが、い具合にはなかよつた。代助は其香そのにほひぎながら仮寐うたゝねをした。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)