五六段ごろくだん)” の例文
ちやうひとみはなして、あとへ一歩ひとあし振向ふりむいたところが、かは曲角まがりかどで、やゝたか向岸むかうぎしの、がけうち裏口うらぐちから、いはけづれるさま石段いしだん五六段ごろくだんりたみぎはに、洗濯せんたくものをしてむすめが、あたかもほつれくとて
城崎を憶ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
五六段ごろくだん階子はしごのこして、女中ぢよちゆう廊下らうかたかところかほして
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)