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二足三足
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ふたあしみあし
ふりがな文庫
“
二足三足
(
ふたあしみあし
)” の例文
『お
浦
(
うら
)
、お
浦
(
うら
)
。』と
言
(
い
)
つたが、
返事
(
へんじ
)
を
為
(
し
)
ない。
雪枝
(
ゆきえ
)
最
(
も
)
うきよろ/\し
出
(
だ
)
した、
其
(
それ
)
で
二足三足
(
ふたあしみあし
)
づゝ、
前後左右
(
ぜんごさいう
)
を、ばた/\と
行
(
い
)
つたり、
来
(
き
)
たり……
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
が、
二足三足
(
ふたあしみあし
)
踏み出したと思うと、「
御主
(
おんあるじ
)
」と、切れ切れに叫んだなり、茫然とそこへ立ちすくんでしまった。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
二足三足
(
ふたあしみあし
)
つきてゆけば、「かしこなる
陶物
(
すえもの
)
の間見たまいしや、東洋産の
花瓶
(
はながめ
)
に知らぬ草木鳥獣など染めつけたるを、われに
釈
(
と
)
きあかさん人おん身のほかになし、いざ」
文づかい
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
すると、
子供
(
こども
)
は、やっと
父親
(
ちちおや
)
のあとについてきましたが、また、
二足三足
(
ふたあしみあし
)
歩
(
ある
)
くと、また
立
(
た
)
ち
止
(
ど
)
まって、こんどは
頭
(
あたま
)
の
上
(
うえ
)
に
垂
(
た
)
れ
下
(
さ
)
がった
木
(
き
)
の
枝
(
えだ
)
をながめて
笑
(
わら
)
っていました。
幾年もたった後
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
品子さんは、いぶかしさの余り、障子を開けて、
二足三足
(
ふたあしみあし
)
、その床の間の方へ近づいて行った。
妖虫
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
▼ もっと見る
抱
(
いだ
)
くように胸のあたりまで火の上にかざしつ、眼しばだたきてありしが、いざとばかり腰うちのばし、
二足三足
(
ふたあしみあし
)
ゆかんとして立ちかえれり、燃えのこりたる木の
端々
(
はしばし
)
を
掻集
(
かきあつ
)
めて火に加えつ
たき火
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
足
常用漢字
小1
部首:⾜
7画
“二足三”で始まる語句
二足三文