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二列
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ふたならび
ふりがな文庫
“
二列
(
ふたならび
)” の例文
転づるは French か、角ぐみそめし桜の
二列
(
ふたならび
)
の並木の間の人道を、枯草の辺りを青くして低きかなめ垣の長き
径
(
こみち
)
に添ひて、ハリエニシダの花黄なる彼方へとぞゆく。
春の暗示
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
横町
(
よこちやう
)
の
道
(
みち
)
の
兩側
(
りやうがは
)
は、
荷
(
に
)
と
人
(
ひと
)
と、
兩側
(
りやうがは
)
二列
(
ふたならび
)
の
人
(
ひと
)
のたゝずまひである。
私
(
わたし
)
たちより、もつと
火
(
ひ
)
に
近
(
ちか
)
いのが
先
(
さき
)
んじて
此
(
こ
)
の
町内
(
ちやうない
)
へ
避難
(
ひなん
)
したので、……
皆
(
みな
)
茫然
(
ばうぜん
)
として
火
(
ひ
)
の
手
(
て
)
を
見
(
み
)
て
居
(
ゐ
)
る。
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
圧潰
(
おしつぶ
)
した様に
二列
(
ふたならび
)
に列んだ茅葺の屋根、其処からは鶏の声が間を置いて聞えて来る。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
たとしへもなく靜かなる
夕
(
ゆふべ
)
の空に
二列
(
ふたならび
)
海潮音
(旧字旧仮名)
/
上田敏
(著)
たとしへもなく静かなる
夕
(
ゆふべ
)
の空に
二列
(
ふたならび
)
海潮音
(新字旧仮名)
/
上田敏
(著)
▼ もっと見る
天主
(
てんしゆ
)
より。——
闇澹
(
あんたん
)
として
二列
(
ふたならび
)
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
列
常用漢字
小3
部首:⼑
6画
“二”で始まる語句
二人
二
二十歳
二十
二月
二十日
二日
二重
二個
二間