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争論
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いさかい
ふりがな文庫
“
争論
(
いさかい
)” の例文
旧字:
爭論
只、勝次郎が、可成盛に
漁色
(
のたく
)
るので、之が
原因
(
もと
)
で
始終中
(
しょっちゅう
)
争論
(
いさかい
)
の絶え間が無い。時々ヒステリーを起して、近所の迷惑にもなる。
越後獅子
(新字新仮名)
/
羽志主水
(著)
悴
(
せがれ
)
と嫁の絶えない
争論
(
いさかい
)
の
為
(
た
)
めか
新
(
あらた
)
に幾本目かの皺が
面
(
おもて
)
にはっきり刻まれていたが、でも彼女は
未
(
ま
)
だまんざら捨てたものではないと独りで決めていた。
目撃者
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
二人はちっとも
争論
(
いさかい
)
をしなくなりました。その代り、何となく
憂容
(
うれいがお
)
をして、時々ソッと
嘆息
(
ためいき
)
をするようになりました。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
お
内儀
(
いえ
)
はん
斯
(
こ
)
ういう最中で
争論
(
いさかい
)
をしては済みまへんが、
一寸
(
ちょっと
)
これに
就
(
つ
)
いておはなしがあるんでおす、
一昨夜
(
おとつい
)
私
(
わたい
)
が一寸用場へ参りまして用を
達
(
た
)
してから、手を洗うていると
闇夜の梅
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又何か、両親同士で、
争論
(
いさかい
)
をしているらしいのである。左兵衛佐は、父にあの事変があって以来、六十歳にもなるこの両親の間に迄、一つの大きな
亀裂
(
ひび
)
が入ったことを何よりも残念に思った。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
只の一度も
争論
(
いさかい
)
などしたことはなかった。そうした交情は、彼女にとっては
恰
(
あた
)
かも終身年金の支払をうけているようなもので、それが突然に終りをつげるというようなことは夢にも思えなかった。
フェリシテ
(新字新仮名)
/
モーリス・ルヴェル
(著)
愛と
争論
(
いさかい
)
、
俺
(
おれ
)
は好き
レ・ミゼラブル:07 第四部 叙情詩と叙事詩 プリューメ街の恋歌とサン・ドゥニ街の戦歌
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
私たちは時々
争論
(
いさかい
)
をしました。けれどもすぐに
和平
(
なかなおり
)
をして、学校ゴツコや何かをするのでした。私はよくアヤ子を生徒にして、聖書の言葉や、字の書き方を教えてやりました。
瓶詰地獄
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
仮令
(
たとい
)
主
(
しゅう
)
でも家来でもお家の為を思う者を用いなければ止むを得んから
主家
(
しゅか
)
を出る、
飢死
(
うえじに
)
しても此の屋敷には居らんと、重役の者と
争論
(
いさかい
)
を致しまして家出を致しまして四ヶ年程浪人致して居りました
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“争論”の意味
《名詞》
争 論(そうろん)
言い争うこと。
(出典:Wiktionary)
争
常用漢字
小4
部首:⼅
6画
論
常用漢字
小6
部首:⾔
15画
“争”で始まる語句
争
争闘
争奪
争覇
争鬩
争議
争擾
争名
争存
争気