“争名”の読み方と例文
読み方割合
さうめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あゝ、自分はかの眼もくるめく電灯のしたで、無智なる観客を相手に批評家と作家と俳優と興行師とが争名さうめいと収益とのしのぎ削合けづりあふ劇場の天地を一日も早く忘れたい。さういふ激烈な芸術のちまたを去りたい。
海洋の旅 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)