中学校ちゅうがっこう)” の例文
旧字:中學校
だが、そこには女学校じょがっこうあり、中学校ちゅうがっこうあり、また、専門学校せんもんがっこうがあったから、むろん、喫茶店きっさてん映画館えいがかんなどもありました。
しいたげられた天才 (新字新仮名) / 小川未明(著)
吉雄よしおは、学校がっこう成績せいせきがよかったなら、おやたちは、どんなにしても、中学校ちゅうがっこうれてやろうとおもっていましたが、それは、あきらめなければなりませんでした。
子供はばかでなかった (新字新仮名) / 小川未明(著)
ちょうどとなりいえの二かいには、中学校ちゅうがっこうへ、おしええに博物はくぶつ教師きょうしりていました。博物はくぶつ教師きょうしは、よく円形えんけい眼鏡めがねをかけて、かおしてこちらをのぞくのであります。
あほう鳥の鳴く日 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「はあ、にいさんが、中学校ちゅうがっこうはいったらいいというのですけれど。」と、小原おばらは、したきました。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは、つい、昨日きのうのことのようなのが、もう四、五ねんもたちます。小学校しょうがっこうてから、三にんうえにも、変化へんかがありました。なかでもどくなのは、小原おばらで、からだよわくて、中学校ちゅうがっこう退きました。
世の中へ出る子供たち (新字新仮名) / 小川未明(著)