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下駄屋
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げたや
ふりがな文庫
“
下駄屋
(
げたや
)” の例文
すぐ
前
(
まへ
)
の、
鉢
(
はち
)
ものの
草花屋
(
くさばなや
)
、
綿屋
(
わたや
)
、
續
(
つゞ
)
いて
下駄屋
(
げたや
)
の
前
(
まへ
)
から、
小兒
(
こども
)
が
四五人
(
しごにん
)
ばら/\と
寄
(
よ
)
つて
取卷
(
とりま
)
いた
時
(
とき
)
、
袖
(
そで
)
へ
落
(
おと
)
すやうに
涼傘
(
ひがさ
)
をはづして
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
昔
帳場格子
(
ちょうばごうし
)
からながめた向かいの
下駄屋
(
げたや
)
さんもどうなったか、今
三越
(
みつこし
)
のすぐ隣にあるのがそれかどうか自分にはわからない。
銀座アルプス
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
主翁は
合点
(
がてん
)
がいかなかった。主翁は眼をはっきり開けて
四辺
(
あたり
)
を見まわした。
枕頭
(
まくらもと
)
には心安い隣家の
下駄屋
(
げたや
)
の主翁や、
荒物屋
(
あらものや
)
の主翁などが二三人坐っていた。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
下は大門通りに店をもっている
母屋
(
おもや
)
の
下駄屋
(
げたや
)
と共通の台所が、板壁一枚で仕切られ、四畳半の上がり口と台所の間にある廊下に狭い
段梯子
(
だんばしご
)
がその四畳半のうしろで曲がっており
縮図
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
その一軒置いて隣にまかなの國藏という者、今は
堅気
(
かたぎ
)
の
下駄屋
(
げたや
)
をして居ります。
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
僕等は
無慙
(
むざん
)
にもひろげられた
路
(
みち
)
を向う
両国
(
りやうごく
)
へ引き返しながら、偶然「
泰
(
たい
)
ちやん」の
家
(
うち
)
の前を通りかかつた。「泰ちやん」は
下駄屋
(
げたや
)
の
息子
(
むすこ
)
である。僕は僕の小学時代にも作文は多少
上手
(
じやうず
)
だつた。
本所両国
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
私は、まずしい
下駄屋
(
げたや
)
の、それも一人娘でございます。
灯籠
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
「吉を
下駄屋
(
げたや
)
にさそう。」
笑われた子
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
「
下駄屋
(
げたや
)
」
耽溺
(新字新仮名)
/
岩野泡鳴
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
駄
常用漢字
中学
部首:⾺
14画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“下駄”で始まる語句
下駄
下駄箱
下駄穿
下駄代
下駄作
下駄平
下駄灸
下駄職
下駄表
下駄袋