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一角
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いつかく
ふりがな文庫
“
一角
(
いつかく
)” の例文
宗助
(
そうすけ
)
は
此
(
この
)
一語
(
いちご
)
の
中
(
なか
)
に、あらゆる
自暴
(
じばう
)
と
自棄
(
じき
)
と、
不平
(
ふへい
)
と
憎惡
(
ぞうを
)
と、
亂倫
(
らんりん
)
と
悖徳
(
はいとく
)
と、
盲斷
(
まうだん
)
と
決行
(
けつかう
)
とを
想像
(
さうざう
)
して、
是等
(
これら
)
の
一角
(
いつかく
)
に
觸
(
ふ
)
れなければならない
程
(
ほど
)
の
坂井
(
さかゐ
)
の
弟
(
おとうと
)
と
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
吾等
(
われら
)
兩人
(
りやうにん
)
を
乘
(
の
)
せたる
輕氣球
(
けいきゝゆう
)
は、
印度洋
(
インドやう
)
の
天空
(
てんくう
)
を
横切
(
よこぎ
)
つて、
北
(
きた
)
へ/\と
二千哩
(
にせんマイル
)
以上
(
いじやう
)
も、
櫻木大佐等
(
さくらぎたいさら
)
の
家
(
いへ
)
から
離
(
はな
)
れたと
思
(
おも
)
はるゝ
頃
(
ころ
)
、
遙
(
はる
)
か/\の
天
(
てん
)
の
一角
(
いつかく
)
に、
雲
(
くも
)
か、
煙
(
けぶり
)
のやうに、
大陸
(
たいりく
)
の
影
(
かげ
)
が
認
(
みと
)
められた。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
大木あふちむらさき淡きいろしづかに朝の庭苑の
一角
(
いつかく
)
を占む
大和ぶり
(新字旧仮名)
/
佐佐木信綱
(著)
斯んな
風
(
ふう
)
に、代助は空虚なるわが
心
(
こゝろ
)
の
一角
(
いつかく
)
を
抱
(
いだ
)
いて
今日
(
こんにち
)
に至つた。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“一角”の意味
《名詞》
一角(いっかく)
一つの角や隅。
一本の角をもつ一角獣の別名
イッカク。
(出典:Wiktionary)
“一角(イッカク)”の解説
イッカク (一角、学名:Monodon monoceros) は、哺乳綱偶蹄目(鯨偶蹄目とする説もあり)イッカク科イッカク属に分類される鯨類。本種のみでイッカク属を構成する。雄が非常に長い一本角(実際は牙)をもつことで知られる。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
角
常用漢字
小2
部首:⾓
7画
“一角”で始まる語句
一角獣
一角丸
一角楼
一角魚