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一仕切
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ひとしきり
ふりがな文庫
“
一仕切
(
ひとしきり
)” の例文
「そう急に生れるもんじゃないだろうな、子供ってものは。
一仕切
(
ひとしきり
)
痛んではまた一仕切治まるんだろう」
道草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
一仕切
(
ひとしきり
)
経
(
た
)
つと、
発作
(
ほつさ
)
は次第に
収
(
おさ
)
まつた。
後
(
あと
)
は
例
(
いつも
)
の通り
静
(
しづ
)
かな、しとやかな、
奥行
(
おくゆき
)
のある、
美
(
うつ
)
くしい女になつた。眉のあたりが殊に
晴
(
はれ
)
/″\しく見えた。其時代助は
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
梅が咲くにつけて寒い風は段々
向
(
むき
)
を南へ
更
(
か
)
えて行った。それが
一仕切
(
ひとしきり
)
経
(
た
)
つと、桜の
噂
(
うわさ
)
がちらほら私の耳に聞こえ出した。それでも私は馬車馬のように正面ばかり見て、論文に
鞭
(
むち
)
うたれた。
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
其日
(
そのひ
)
は
風
(
かぜ
)
もなく
一仕切
(
ひとしきり
)
日
(
ひ
)
も
照
(
て
)
つたが、
家
(
うち
)
にゐると
底冷
(
そこびえ
)
のする
寒
(
さむ
)
さに
襲
(
おそ
)
はれるとか
云
(
い
)
つて、
御米
(
およね
)
はわざ/\
置炬燵
(
おきごたつ
)
に
宗助
(
そうすけ
)
の
着物
(
きもの
)
を
掛
(
か
)
けて、それを
座敷
(
ざしき
)
の
眞中
(
まんなか
)
に
据
(
す
)
ゑて、
夫
(
をつと
)
の
歸
(
かへ
)
りを
待
(
ま
)
ち
受
(
う
)
けてゐた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
仕
常用漢字
小3
部首:⼈
5画
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
“一仕”で始まる語句
一仕事