“決心”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けっしん74.3%
けつしん23.0%
きめ2.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとり、えだのこされたすずめは、このとき決心けっしんいたしました。それからまもなく、すずめも、きたをさして姿すがたしてしまったのです。
紅すずめ (新字新仮名) / 小川未明(著)
幾度いくたび幾通いくつう御文おんふみ拜見はいけんだにせぬれいかばかりにくしと思召おぼしめすらん、はいさば此胸このむね寸斷すんだんになりてつね決心けつしんえうせん覺束おぼつかなさ
軒もる月 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「台所の縁の下はどうだ」と真蔵は放擲うっちゃって置いてもお源が今後容易に盗み得ぬことを知っているけれど、その理由わけを打明けないと決心きめてるから、仕様事なしにこう言った。
竹の木戸 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)