“決闘状”の読み方と例文
読み方割合
はたしじょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて、これは決闘状はたしじょうより可恐おそろしい。……もちろん、村でも不義もののつらへ、つばと石とを、人間の道のためとか申して騒ぐかたが多い真中まんなかでございますから。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
という書面で是れが決闘状はたしじょうで、山三郎はにっこりと笑ってぐに返事をしたゝめました、その文面には
それを遺恨に思って決闘状はたしじょうを附けたから、已むを得ず明晩小原山に於て同人と果し合を致す、また山三郎の申す事を聞入れて改心致せば宜しいが、左もなければ刺違えて死ぬ