“三十”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みそ27.3%
みそじ18.2%
みそぢ18.2%
トランテ18.2%
さんじふ9.1%
ちやうど9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つきほなくかなしかるかなかがなべて年のへだたりは三十みそあまりいつ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
といいかけてまず微笑ほほえみぬ。年紀とし三十みそじに近かるべし、色白くかおよき女の、目の働き活々いきいきして風采とりなりきゃんなるが、扱帯しごききりりともすそを深く、凜々りりしげなる扮装いでたちしつ。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
遍歴へめぐりていづくにか行くわがたまぞはやも三十みそぢに近しといふを
和歌でない歌 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
Salle Louzet は「三十トランテ四十キャラント」だ。そして La Salle Médecin は「鉄の路シュマン・ドュ・フェル」の賭博室である。
踊る地平線:09 Mrs.7 and Mr.23 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
三十さんじふぎた病身びやうしんをんならしい
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
「まあ、さうなの。ぢや私も言つてしまふわ。私かう見えても真実ほんとう三十ちやうどなのよ。」